今週の総括(7月1〜5日)

  目次

  1. 時事
  2. 市況
  3. 保有銘柄の推移 

 

  1. 時事
  • 韓国に対する輸出規制

徴用工訴訟をめぐり、韓国側が関係改善に向けた具体的な対応を示さないことへの対抗措置として、半導体材料の対韓輸出を規制する。

 日本政府は、韓国への輸出管理の運用を見直し、フッ化ポリイミドや、レジスト・エッチングガス等の計3品目の輸出規制を強化する。

 フッ化ポリイミドとレジストは世界の全生産量の約9割、エッチングガスは約7割を日本が占める。世界の半導体企業は日本からの輸入が多く、急に代替先を確保するのは困難とされる。

 規制が厳しくなれば、半導体大手のサムスン電子や薄型で高精細なテレビで先行するLGエレクトロニクス等韓国を代表する企業にも波及するだろう。

 これに対し、韓国政府は世界貿易機関WTO)への提訴を検討している。また、報復として日本産の自動車とアパレル製品の輸入手続きを厳しく行う、あるいはNAND型フラッシュメモリーなど日本への輸出を減らすべきとの意見が出ている。また、ネット上では韓国国民による日本製品不買運動なども行われている。

     f:id:OOYU:20190706221036j:plain

様々な企業が電子決済サービスを開始する中、7月1日セブンイレブンがスタートさせた独自サービス「7ペイ」にて、サービス開始直後から、不正アクセスによる被害が相次いだ。被害額は900人分5500万円に及ぶ。

これを受けセブン&アイ・ホールディングスは緊急会見を開き、「全てのチャージを停止し、近いうちに新規登録を停止する」と発表。未だ再開の見通しは立っていない。サービス開始を急いだ結果、セキュリティが疎かになったのだろう。

      f:id:OOYU:20190706221207p:plain

  • FRB、利下げを政策報告書で改めて示唆

FRBは5日公表した議会への金融政策報告書で経済成長ペースが今年4~6月(第2四半期)に鈍化したとし、過去最長の米景気拡大を持続させるための利下げもあり得るとの姿勢を改めて示した。

同報告書は半年に1度作成されるが、4−6月期の統計について、「消費の持ち直しにも関わらず、GDP成長率は鈍化を示唆している」と指摘。これは純輸出と在庫からの貢献が反転し、事業投資の勢いが一段と弱まっているためだと説明した。

今回の報告書では世界的な貿易の伸びと製造業が2017年度以降に大きく軟化していることも重視。これに関しては「通商政策を巡る不確実性が投資の重しとなっている可能性がある。」との見方を示した。金融の安定性については、多くの市場で資産のバリュエーションが引き続きやや高水準だとし、レバレッジドローンに関する与信基準が弱く、過去半年間で一段と悪化した兆候があるとも記した。

 

      f:id:OOYU:20190706221456j:plain

 

     2. 市況

  • 日経225 

f:id:OOYU:20190706222226p:plain

7月1~5日の日経225チャート

日経平均株価は2万1560~2万1780円の中で推移。特に目立った動きも無く先週同様に狭いレンジであった。7月4日は独立記念日であり、海外勢の取引も控えめであった。

  • NYダウ

f:id:OOYU:20190706222339p:plain

7月1~5日のNYダウチャート

NYダウは26618~26966の中で推移。週明けに下落したものの週末にかけては上昇した事より休日前の一時的な手仕舞いといったところか。

  • 上海総合指数

f:id:OOYU:20190706222441p:plain

7月1~5日の上海総合指数チャート

上海総合指数は2994~3045の間で推移。週明け僅かに上昇するものの中頃より下げに転じた。

  • 米ドル/円

 

f:id:OOYU:20190706225336p:plain

7月1~5日のドル円チャート

ドル円は107.60~108.62円の間で推移。週明け108円台からスタートするも中頃に一時107円半ばまで円高となるも最終日に大きく反転し、108円台を取り戻した。

 

     3. 保有銘柄の推移

先週終値(6/28)386円→(7/5)終値407円 +21円

日足チャートで長期EMAに衝突して今週は終了。来週はこれに跳ね返されず引き続き上昇していけるかに注目。

 

  • データセクション(3905)

 先週終値(6/28)599円→(7/5)終値639円 +40円

 こちらも日足チャートで長期EMAに衝突して今週は終了。同様に来週も見守っていきたい。

 

  • テモナ(3985)

今週3日に475円で100株だけ購入

購入時 475円→(7/5)終値472円 -3円

同社は2017年4月に東証1部上場、一時1400円を超えるも400円まで急落し、現在少し戻っている状況。テクニカル的には6月末に日足チャートで短期EMAと中期EMAがゴールデンクロスしているが、その後目覚ましい上昇は見られない。

主な事業内容は現在人気のビジネスモデルであるサブスクリプションで、コマースに特化したクラウド型通販システムである。特にEC化の拡大ペースが著しいBtoB事業を第一ターゲットとしている。

アカウント数は前年同期比+11.9% 流通総額は前年同月比+10.7%、売上高は毎年順調に推移しているが、今年度は人員増加によるコスト負担がかさみ、利益が僅かに減少。投資を先行させているため配当はない。

 

同社HP↓

 https://temona.co.jp/

 

今週の投資成績

1,212,778円 → 1,525,624円

+32,846円(280,000円は追加入金)